おはようございます。昨今、だいぶ暑くなってきて、初夏の気配がしてきましたね。今ぐらいの朝の気温が一番過ごしやすいです。風もいい香りですしね。
予実比較という考え方
会社の管理会計では、あらかじめ決めた予算と、それに対しての実績の二つを管理して、それぞれ予実分析をしていくというような考え方があります。もちろん、そのような比較を行なっていない企業もありますが、より利益 UPに忠実な会社は、この「予算」とそれに対する「実績」の着地を追跡している企業が多いです。どんなものかというと、会計という軸を使って目標管理をする、ということになります。
目標を立てる、ということ
例えばあなたが個人でWeb制作の事業をやっていたとします。普通に営業活動していれば、それなりに儲かるでしょう。ただ、この営業活動の中できちんと予算を立てて管理しているのか、そうでないのかはとても重要になってきます。ただ「今月の売り上げは100万円」「先月は75万円だったな」などと、終わってからの売り上げ、つまり実績の売上だけをみていても、「なぜ75万円から100万円に売上が上がったのか?」ということについては、わからないですよね。毎月の予算売上を立てておいて、その上で実績の着地がどれくらいだったか、という振り返り、つまり予実比較が重要になってきます。
売上の目標を作ったら、コストの目標も作る
売上と原価の関係、仕組みがわかっている人なら、売上を上げるためにコストも当然かかっている、ということがわかるのではないかと思います。売上の目標と立てたということは、次はその売上目標を達成するために必要なコスト、原価の目標も立てましょう。原価があなたの作業費であれば、労務費が原価となります。材料がかかる事業であれば、材料費がコストにもなります。そういったコストの目標も必ず作っておくことで、予定よりコストが上振れてしまった場合などの振り返り、コスト分析にも予算の数字を使用することができるのです。
年間の予算を立てて、月次に落とし込む
目標・予算を立てる時の基本はまずは長期の目標から立てることです。年間の目標・予算を立てて、その次に、月割りして毎月の目標に落とし込んでいきます。年間で繁忙期と閑散期があるようなケースだと、月割りではなく繁忙期の目標、閑散期の目標といった形で設けておくことも重要です。
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