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プログラマ&おつまみ動画コンテンツ作者のつれづれブログ

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中小企業診断士試験 二次試験 平成25年度過去問 事例Ⅰ

2019年8月24日 by pluto Leave a Comment

さて、今日は平成25年度の過去問演習を行いました。

■-目次-■ 

  • 全体の振り返り
  • 設問の読み取りの振り返り
    • 第一問(1):A社は、小規模な上がら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。
    • 第一問(2):A社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。しかし、当時の製品の多くがA社の主力製品に育たなかったのは、精密加工技術を用いた取引先の製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に、どのような理由が考えられるか。100字以内で答えよ。
    • 第三問:2度のターニング・ポイントを経て、A社は安定的成長を確保することができるようなった。新しい事業の柱ができた結果、A社にとって組織管理上の新たな課題が生じた。それは、どのような課題であると考えられるか。100字以内で答えよ。
    • 第四問:A社の主力製品である試験管の良品率は、製造設備を内製化した後、60%まで改善したが、その後しばらく大幅な改善は見られず横ばいで推移した。ところが禁煙、良品率が60%から90%へ改善している。その要因として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。
    • 第五問:A社は、若干名の博士号取得や博士号取得見込者を採用している。採用した高度な専門知識をもつ人材を長期的に勤務させてくためには、どのような管理施策をとるべっか。中小企業診断士として100字以内で助言せよ。

全体の振り返り

事例Ⅰでは、事例Ⅱ事例Ⅲさて、今日は平成25年度の過去問演習を行いました。

 

全体の振り返り

事例Ⅰでは、事例Ⅱ事例Ⅲと違って、答えが与件文に書かれていないことが多い。事例Ⅰは、難しいと思う。組織論、人事施策のフレームワークを使って、与件文と設問文からの読み取りからヒントを得て解答することがコツだと思う。

また、当たり前のことだが「設問文をじっくり読んでから与件文を読み進めていく」ことをもっと徹底しないといけない。

また組織管理上の問題においては、社員が「兼務」している場合も多い気がする。

設問の読み取りの振り返り

第一問(1):A社は、小規模な上がら大学や企業の研究機関と共同開発した独創的な技術を武器に事業を展開しようとする研究開発型中小企業である。わが国でも、近年、そうしたタイプの企業が増えつつあるが、その背景には、どのような経営環境の変化があると考えられるか。120字以内で答えよ。

自分の設問の読み取り:

大前提として設問文の「経営環境」から、経営環境の環境分析に着眼点を絞る必要がありそう。

1.文章前半部分では「A社」について記述しているが、後半「わが国」とあるので、他社にも通じて言えることを答えさせようとしている。

2.「研究開発型企業」と制限を加えている。与件文にある「「~関連技術を広げながら、今日の研究開発型企業へと発展を遂げてきた。」から「強みとなる技術と関連技術力を高めながら成長する傾向」と読み取り

3.研究開発型企業とは、要するに研究開発にのみ経営資源を集中させているのである。与件文の「小さな工場を借り、サラリーマン時代の人間関係を通じて、大学などの研究機関から頼まれる単発的な仕事を一人だけでこなす体制でスタートしたA社も、取引先の要望を超えるアイデアをえ治安することによって存続と成長を実現してきたのである。」とあることから、限られた人数の中で経営資源を集中的に配分する傾向にあることを読み取り。ただ、経営環境分析ではない。

4.「変化」とあるため、変化前の状態と変化後の状態が何らかのヒントによって記述されているはずである。(文章の書き方として変化前がない、変化後がないなどどちらかしかない場合もある ※増加した、等)

 

 

★コツ:経営環境分析のコツを押さえる!

環境分析的な問題の場合、「調査結果」である要素を、事例文中から読み取ることが重要である。外部環境の分析の要素と思われるヒントを探す必要がある。

この事例では、「研究開発が必要とされる環境の変化やニーズなど、機械的・プラス的な要因を事例文から抽出し、多面的に展開することが大事。

 

 

【読み取りに使う要素】

与件文の中で、一般的な傾向や調査結果などについて記述されているものは以下。

 

・技術革新のスピードが速く、製品のライフサイクルが短い

 

・サプライヤーは、新しい技術や新しいせ製品を取引先に提案することができなければ取引を継続させていくことは難しい。

 

・官公庁の助成金の獲得は極めて重要な資金調達の手段なのである。

 

これらをうまくまとめて回答文に盛り込む。

 

第一問(2):A社は、創業期、大学や企業の研究機関の依頼に応じて製品を提供してきた。しかし、当時の製品の多くがA社の主力製品に育たなかったのは、精密加工技術を用いた取引先の製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に、どのような理由が考えられるか。100字以内で答えよ。

【自分の設問の読み取り】

「製品自体のライフサイクルが短かったこと以外に」と制限があるので、与件文に~ライフサイクルが短い。そのため、サプライヤーは、新しい技術や新しい製品を取引先に提案することができなければ取引を継続させていくことは難しい。」の部分ではないところから抽出しなければならない。

では他部分のどこから読み取りするか。ここで誤っていたと思う。「~技術革新や代替品の登場によって2-3年で注文がなくなり、なかなか主力製品に育たなかった。」とありここから回答を組み立てた。ただ、100字には満たないため、そこで「もっと違うポイントを与件文から読み取らなければいけない」ことに気づくべきだったと思う。

 

 

【読み取りに使う要素】

この設問についても、環境分析的な設問になる。

直接的に記載されている「依頼に応じて開発・製造した製品の多くは、技術革新や代替品の登場によって2~3年で注文がなくなり、なかなか主力製品に育たなかった」部分は、直接的な記述ではあるが「~ライフサイクルが短い以外の理由で」の制限に反しているので、ここは回答文の骨子に入れてはいけないのだ!!

やってしまった・・でも、こんなことをやってしまうのが二次試験なのだろうな。

与件文の中で、一般的な傾向や調査結果などについて記述されているものは以下。

 

設問文から・・

→大学等からの依頼で開発する製品は特注品的な製品で市場性が低い

 

「製造依頼があった当初、分析用試験管の市場規模はまだ小さく、生産量も少なかったし、製造プロセスの多くが手作業であったことに加えて外注した製造設備を使っていために、良品率が40%以下と著しく低かったためである。」

→市場規模が小さく、少量生産で、良品率も低いため、低収益である。

 

大学や大手企業の研究機関から依頼を受けて開発・製造に取り組んできたそれまでの製品とは異なって、A社社長のアイデアで初めて自社開発に着手したレーザー用放電管事業は一つの柱となった。(事業の柱となった製品はA社のアイデアによって開発された製品であるため、依頼に応じた製品は競争力が低いと類推できる」

→つまり、A社のアイデアによる自社開発製品ではないため競争力が低い。

与件文を読んで、新事業の柱となった製品の性質と、これまで主力製品とならなかった分と、性質にどのような違いがあるのかも含めて読むとよい。

 

 

第三問:2度のターニング・ポイントを経て、A社は安定的成長を確保することができるようなった。新しい事業の柱ができた結果、A社にとって組織管理上の新たな課題が生じた。それは、どのような課題であると考えられるか。100字以内で答えよ。

【自分の設問の読み取り】

「組織管理上」の問題の制限からどのように与件文から読み取りを行うかが非常に難しかった。

 

【読み取りに使う要素】

設問文中の制限「新たな事業の柱ができた結果」から、読み取る。「新たな」事業が出てきた場合は、現状の事業→新たな事業の変化に要因があるはずである。そこからさらに、与件文に協調して記載されている、「研究開発力の強化」も踏まえて解答する。

また「組織管理上の課題」という制限から、「組織構成」に着目して与件文から読み取りを行う必要がある。

 

ヒントになる部分

「~A社の組織は、生産、研究開発を中心にした機能別組織である。営業担当者は一名で、取引先との窓口業務にあたっている。研究開発部門には、研究室と開発室に計6名の社員が所属しており、工学博士号をもつ社員もいる。研究開発部門は、申請開発や新技術開発のほか、製造装置の開発、レーザー装置の開発・販売を担当している。」から、組織管理上の課題を読み取る。

 

「兼務」から使えるフレームワーク

→

 

「部門の設置」

「権限の委譲」

1.これまでの事業・・販売部門を独立して設置し、販売業務を研究開発部門から移管して、研究開発部門が主力業務に集中できるようにする。

2. これからの新規事業・・研究開発部門の専門性を強化し、研究開発や新規事業開拓の権限を委譲して研究開発力を強化する。

 

第四問:A社の主力製品である試験管の良品率は、製造設備を内製化した後、60%まで改善したが、その後しばらく大幅な改善は見られず横ばいで推移した。ところが禁煙、良品率が60%から90%へ改善している。その要因として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。

 

・・「与件にヒントがない!」

この設問文についても、ヒントは事例文中には見当たらない。なので、「解答に利用できそうな与件」を抽出して、それを用いて事例に沿った内容を展開する必要がある。

 

 

★「中途採用者」  →即戦力。つまり、専門的な知識を活用

★関連分野の専門家 →外部の資源として活用

★高い製造技術が求められる→ ノウハウの蓄積

 

抽出すべき与件

1.「~精密ガラス加工製品の製造を担当し、近年昇進した中途採用者がそれぞれの課の課長が務めている。」

→近年、課長へ昇進した中途採用者の技術・知識の戦力的な活用

 

2.「関連分野の専門家である大学教授や研究機関の研究者からアドバイスを受けてきた。」

→「大学教授などのアドバイスなど外部資源の効果的な活用

 

3.「ここ数年、さらに高精度の分析が可能な製品へと進化を遂げたこともあって高い製造技術が求められるようになっている」

→「高精度に対応する高い製造技術の蓄積などの経験効果の浸透」

 

第五問:A社は、若干名の博士号取得や博士号取得見込者を採用している。採用した高度な専門知識をもつ人材を長期的に勤務させてくためには、どのような管理施策をとるべっか。中小企業診断士として100字以内で助言せよ。

 

「中小企業診断士として助言せよ」系問題

 

→「さちのひも」や「けぶかいねこ」に着目しながら回答!!

これについても、事例文中に施策につながる明確なヒントはないため、A社の事業内容や経営課題に沿った施策を展開することが求められる。

 

 

設問文の「採用」から採用・配置面で答える。

 

①採用・配置面 専門的な知識を持つ従業員が多い。そのため専門的な知識を生かせるような人材配置

長期間勤務してもらうために、希望に応じた配置や職務の割り当てを行う。また、専門的で多様な能力を高めるために、効果的なジョブローテーションなどを行う。

②評価・報酬面 ひもはつながっている。「評価」制度→モチベーションを上げる!

研究結果や事業化などの成果に応じた、公平公正な評価やインセンティブの付与などを行い、モチベーションを高め長期勤務を促進する。

③能力開発面 資格取得支援やOJT Off JT研修など

博士号取得見込み者への主塔支援やCDPによる計画的な能力開発を行い、モチベーションを高め長期勤務を促進する。

 

Filed Under: 中小企業診断士二次試験勉強日記

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筆者

1988年生まれ女性。神戸大学卒業。

「世の中にもっと多くのフリーランサー、家にいながらでもキャリアを構築できる環境を持てる人が増えていけば良いのに」との思いから奮闘。本業ではIT企業にて、会計システムや業務システムの設計、新プロダクト開発を担当しています。自身が強みを持つ「IT」や「プログラミング」を生かし副業プログラマとしても活動。また、「業務」「会計」「経営」を軸にブログでスキルアップ術・ノウハウを紹介しています。 無類の「料理好き」「おつまみ好き」なので、ちょこちょこ自分が作った料理を動画にまとめて、アップしています。

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