戦略には、大きく分けて、会社全体の企業戦略、事業部全体の事業戦略の2つがあります。
まずは、企業戦略についてみていきましょう。
企業戦略
企業戦略というのは、企業が成長していくために必要な戦略となります。事業戦略より上流の戦略になります。
企業が長期に渡って、継続的な成長をキープしていくためには必須で、企業全体として、どのような活動を行っていくのか、またどの事業を優先し、そしてどのように資源を各事業部に分配していくか、について決定していくことになります。
企業ドメインを決めたり、採算の悪い事業部を撤退するだとか、新規事業を起こすのではなく M&Aで解決しよう、だったりとか、そのようなことの戦略は企業戦略に含まれます。
事業戦略
事業戦略は、企業戦略の下流にあると思っていただければと思います。下流、といっても重要な仕事で、会社全体から少しおりた事業部、事業分野に置いて、事業部としての戦略を立てるものです。例えば、事業のドメインなどを決定していきます。会社としては不動産産業をやっていて、事業部ではレンタルオフィス事業と、ホームの賃貸事業の二つを行っていたとします。それぞれに「レンタルオフィス事業部」「ホーム賃貸事業部」のように分かれていたとすると、レンタルオフィス事業部は、ライバルのweworkと比較して自分の事業部はどういったポジションをとっていくのかとか、レンタルオフィスのサービス自体にどのように付加価値をつけていくのか、といったことを事業戦略の中で考えていくことになるのです。
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