機能別組織
メリット:
・各部門がメインミッションに集中できるため、ノウハウが蓄積しやすく専門性が発揮できる
・規模の経済が発揮できる⇒コストダウン
・トップに多くの権限が集中しており、命令系統が明確なため、組織の統制を図りやすい
デメリット:
・部門間の交流が少なくなり、部門間の調整が必要な際にはトップの負担が大きい。結果として意思決定に遅れが生じることがあり得る。
・各部門がメインミッションに専門化しているため、全体を見れるマネジメント人財が育ちにくい
事業部制組織
メリットは、機能別組織と逆と覚えればよい。
メリット
・機能別組織と違って、営業と製造等の部門間の調整は当該事業部長の役割なため、トップは戦略的意思決定に多くの時間を使える。
・現場において、そのときの状況に応じてスピーディな対応が取れる(社長決裁は要らず、事業部長の判断で実施可能なため)
デメリット
・各事業部に購買部門などが配置されることになるため、効率が悪い
・事業部は各々の事業にコミットするため、セクショナリズムが進む。そのため事業部間の連携を取ることは難しい。
マトリクス組織
メリット
・機能別部門と製品別事業部との組織的融合が図れる。そのため次の二つのメリットがある。
①人的資源が共有でき、少ない人財を効率的に活用できる
②情報の共有がされているため、情報処理が迅速化する。
デメリット
・命令系統が一元化されていないため、混乱が生じやすい(一人が機能別部門長と製品別事業長の2人から指示を受ける)
・上記のため各構成員に柔軟な対応が求められるため、そのような風土ができていない企業では導入が難しい。
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